昭和シェル石油が11月1日にShellエコ灯油とやらを新発売したらしい。
Shellエコ灯油 http://www.shell-ecotoyu.jp
いったいどんな風にエコなのか早速サイトを拝見。

ふむふむ
つまり

天然ガスをパラフィンに改質してそれを灯油と似た性質のものに分解したものをこのエコ灯油というらしい。

このエコ灯油現在のところは、ファンヒーター専用らしい。

エコ灯油のいい点は 
1.手についてもべとつきが少ない。
2.燃焼がクリーンなので、灯油より環境に優しい=地球に優しい。
3.石油系燃料特有の臭いがなく、お部屋でも使いやすい

ということみたいです。

確かに冬の寒い日に灯油の給油作業中、手についたべとつきが
灯油ってなかなか取れないし、やっぱり消化時の臭いは気になるのは確かだ、特にこういった作業は、男女共同参画時代だとか、性差別をなくそうとか言ったところで、我が家ではトーちゃんの仕事なのだ

幸い我が家では、夜中に消化する時の臭いが苦手で、かみさんは
ガスファンヒーターに変えてしまった。

でもガスファンヒーターって、結構高コストなんだよね。

そういう意味ではこのエコ灯油はgoodかもしれない。

石油系の燃料と違って、硫黄排出物がほとんど無いから
いやなにおいも少ない。

ただし!イイコトばっかりでもない

1.販売が神奈川と群馬限定!その時点で山梨県民の私は遠くから指をくわえている事になる。そんなにいいものなら、全国展開してれー
2.灯油と性質は同じだが、許可の問題で、現在のところファンヒーターにしか使えない。
3.いくらクリーンでエコと言っても、天然ガスは地中の埋蔵物を掘り出して使っているので、石油よりはCO2排出量は少ないとはいえ、CO2の削減効果は無い。木質バイオマス活用とは根本的に違う。

だから、石油代替の燃料としては確かに有用だが、サトウキビやトウモロコシを使ったエタノール燃料のような再生産もしくは自己生産が可能な燃料ではない。

とはいえ、京都議定書による二酸化炭素排出量の削減効果としては、石油よりずっとましという意味でこれらエコ灯油がどんどん広まってゆくのは意義のあることかもしれない。特に植物生産によるエタノール燃料や、私のところでも利用している、植物油改質油によるBDF燃料などが、全国民が使用可能なレベルまで到達するのはまだ先の話。
このエコ灯油はそういった意味で、本当にすぐに実現できる便利でエコな商品だと思う。