我が南アルプス市も新しい市長が決まった

というのに、南アルプス市民の私は、長崎新市長の田上富久さんが
とっても気になったのだ。

長崎市長選、元市課長・田上氏が初当選
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070422-00000014-yom-pol
4月23日2時40分 yahoo NEWS より

市役所の課長が市長になる。議員が立候補するのではないのだ
基本的に公務員は自分の名前で仕事をすることはまずない。

どんなに頑張っても、その成果に自分の名前が残る事はない。
市議会議員ならともかくである・・・
そんな人が立候補してだれが知っているというのだ??

すごく気になる

ニュース映像でもその言葉を聞いたが
公務員が、自分の職を投げ打ってまで立候補する
使命感と、真っ当な感覚がこの人の言葉にある。

というより、わずか3日で一公務員を応援する人が現れるというすごさである。

どんな人だろう気になる

ググってみる。「さるく博の立役者」

少し糸が繋がってきた。
私のかみさんは長崎市内の出身なので、毎年長崎に帰省する。

去年はその長崎で日本で始めての「まちあるき博覧会」である
長崎さるく博というのが開かれたのだ。

このさるく博は博覧会というイメージにつき物の、なんたらパビリオンとか、なんとか未来館みたいなハコモノが無い(皆無ではないけれど)
街の見どころをツアーコースとしてタウンツーリズムを集合した
とても変わった(しかもとても魅力的な)博覧会だったのだ
息子達は何十個もあるツアーコースを夏休みの間に本当にいくつも巡った

グリーンツーリズム団体のはしくれである私としても
このさるく博を企画した人はどんな人なんだろうとそのときから思っていた。

街を愛する人たちの協力と、沢山のガイドをまとめ市民の協力無しには出来ない本当に地元に愛着のあるツアーが盛りだくさんだったからだ

田上(たうえ)さんは、さるく博を成功に導くために、それこそ本当に長崎のことが好きな人たちと一緒に縁の下の力持ち的なことばっかりしてきた人なんだと思う。

どうしたら長崎をもっと知ってもらえるか、どうしたら長崎の人が長崎をよくしていくことができるのがそれこそ考えて、みんなの協力を仰いで、
みんなの声を聞いてきた人なんだと思う。

市長選に立った田上さんの肩書きは公務員を失職しているので
なんとNPO法人の会員という肩書きだった。しかも我々と同じ農業関係のNPOである

NPO法人農業サークル 代表は岩尾隆治さんとのこと、棚田再生みたいな関係を行っているようだが、長崎に帰省したらぜひお話してみたい気がする
田上さんが賛同して参加していたNPOの代表とはどんな方なんだろう

行政と民間との協働を身をもって実践していた田上さんのこれからの市政運営に注目するとともに、そんな素敵なひとを応援してくれた長崎市民の良識に拍手!