f4324be1.jpgクラインガルテンとは、ドイツ語で「小さな庭」を意味し、市民農園のことを差しますが、日本では区画型の市民農園よりも、小さな滞在用の小屋(ラウベ)の付いた滞在型市民農園のことを指すことが多いようです。
今回は、長野県松本市の四賀地区にある、
坊主山クラインガルテン・緑ヶ丘クラインガルテン。
山梨県北杜市の高根クラインガルテン、
甲斐市敷島地区の梅の里クラインガルテンの
4つのクラインガルテンを視察してきました。
初めて訪問して驚いたのは、小屋つきの市民農園というより、菜園付きのちょっとした小別荘に近いのではないかという印象です。
高根クラインガルテンはラウベはなく、宿泊用のコテージは共同で利用する形態でしたが、それ以外は立派なラウベ付きです。
どこの設備も、週末家庭菜園を楽しむというイメージよりも、週末は別荘で野菜作りを楽しむという感じです。
先入観無しに市民農園といわれると、
その使用料が年間30万〜40万と聞くと、ちょっと手が出ないなという感覚に
思っていましたが、
年間40万円で風呂付庭付きワンルームの1戸立てが
眺めのいい高原で使いたい放題と言われれば逆に
「こんなに安くていいの?」
という感じです。日本各地で、こういった素敵なラウベ付きクラインガルテンが
登場しているみたいですから、運良く募集に間に合って抽選が当たれば、
「相当お買い得です」
逆に、年間1万円といった、安い料金設定の市民農園は、自分の住む地域のすぐ近くにない限りは、高速代を使ってまで利用するという動機付けが希薄になるためか
かえって、畑の管理がおろそかになる恐れがあるみたいです。
これから団塊の世代のリタイアが本格的になる中で、このようなクラインガルテンは注目です。住民票を移す事はできないとはいえ、夫婦2人で生活するに十分な装備と空間を持ち、適度なコミュニケーションやイベントが用意されていますから、陶芸やクラフトの基地としても素敵な隠れ家になりそうです。
何しろ月換算で、4万円以下で庭付きなんですから、都内で安アパートに住み、時々都市生活を楽しみながら、いつもはクラインガルデンで過ごすほうが安上がりになるかもしれません。
グリーンツーリズムビジネスの新しい切り口を見たように思います。