2005.2.11 西野育成会 南アルプス市探検ツアー

旧町村が、南アルプス市に合併しましたが、地域の人は、新しくなった市内の、色々な凄いところを知らない!ということで、子ども達に地域のことを知ってもらおうと、地元西野地区の育成会主催の、南アルプス市探検ツアーが開催されました。 

見学場所.襦璽弑

旧白根地区、白根インターから5分くらいで、この眺めの良いループ橋に着く。大きくループを描いたこの橋は、市内から芦安地域に抜けるバイパスとして便利なルートだ。今日は絶好のお天気。ここからの夜景も綺麗。

見学場所芦安ダム

旧芦安地区は、南アルプス登山の玄関口。と、同時に、広大な御勅使川(みだいがわ)扇状地の土砂の源でもある。このダム、水を湛えてはいないが、砂防ダムである。ほんとうになんということもないダムなので、まず9割がた通り過ぎてしまうようなダムなのだが・・・

実はこのダムが2003年の土木学会選奨土木遺産 なのだそうだ。勅使川堰堤群―源・藤尾・芦安堰堤という難しい名前がつくが、大正期の砂防堰堤で、当時最大級の高さ、大きさ、及び美しさを持つ、最初期の練積堰堤群だそうで、実は日本で最初にコンクリートがダムの材料に使われたという記念すべき場所だそうな。凄いようなそうでないような微妙・・・
見学場所石積み出し

御勅使川を下流に下り、白根地区のちょうど扇状地の基点となる場所にこの巨大な石の堰堤がある。

これは2番堤なのだが、市の教育委員会から今回解説をしてくれたお兄さんの話よりも、子ども達は(当然、)この堤にわれ先に登りたがってのだった

こっちは3番堤

1番から8番まであるらしいが、このような堤防を武田信玄の時代に築く困難さと、そんなものが当時から必要とされた、この御勅使川の氾濫ぶりがしのばれる。
御勅使川の字の由来は、平安時代、時の天皇淳和天皇が、この川の氾濫のすさまじさに、都から勅使を下向せしめ安全を祈願したという伝説に由来するというくらい。大雨のたびに氾濫し、下流に甚大な被害を起こしていたということだ。

見学場所ぞ棋頭

これも、ただその場に居合わせれば、普通の堤防なんだが、ここも武田信玄の治水のものすごいところなんだそうだ。
単純に言うと、川が氾濫して困るので、川の流れを人工的に変えてしまえ!というとてつもないことを戦国の世に実行してしまったのだ。解説のお兄さんは熱く語ってくれたが、詳しくはリンクから勉強して欲しい。結構凄い。でもうちの末っ子は隣の滑り台で遊びたいと泣きぐずっていた。

 

見学場所ソ媽臠術館

ここは、旧櫛形、小笠原出身の日本画家、名取春仙の役者絵版画を中心とした展示が見られるのだ。春仙は、夏目漱石の新聞小説の挿絵を担当した画家らしいのだが、美術館のマナーを教えるには格好の場所であるが、当然中でジットしていられない子ども達は、左手前に見える残雪の残りで雪合戦してしまうのであった。(ため息)

見学場所Π惰2判斬

お昼ごはんは、市の教育委員会隣の農村改善センターの一室をお借りしてお弁当。おなかも満足したところで、そこからすぐの、旧甲西地区にある江戸時代の豪農住宅に向かう。
周りを黒い木の塀で囲まれ、子ども達はその木の隙間から中を覗き見てまわる。穴が開いていたら覗くというのはきっと人間の本能なんじゃないかな。まあこれくらいなら犯罪にはならないけど、将来が心配だ・・・

 

こちらは、ドラマ「新・愛の嵐」のロケ地にもなりました。ちなみに旧「愛の嵐」のロケ地は旧白根の「矢崎家住宅」だったりします。
中は素晴らしいの連続でしたが、子ども達の観察眼の凄さは、もうあちこち秘密を暴きまくりでした。親御さんたちはひやひやですよね。

こうした解説を聞きながら案内されないと見落とす事ばかりになります。歴史遺産は必ず解説付きで見学しましょう。

見学場所Ы銃市

毎年2月の10日は、旧若草地区で十日市のお祭りが開かれます。きちんとした由来も語ってくれたのですが、子ども達の関心は、露天のおもちゃくじばかりなり。

当然いいものは当たりませんでした。

まあこれも人生勉強だ

朝の9時から、帰着3時半、盛りだくさんの内容で、非常に勉強になった一日でした。少しは子ども達も、地域の凄い所を覚えていて欲しいものです。

結構身近に、色々有名なところがあるのですから。こういった地域再発見ツアーなんてものはもっと企画するといいですね。

でも、一日下の子を制御するのは疲れました。